「外構工事」といえば「舗装工事」。漢字ばっかりで、なんともガテン系な響き。
”舗装”というと一般的にアスファルト舗装のことをいいますが、アスファルトに限らずいろいろな種類の舗装があります。
”舗装”と検索すると、「道路の耐久性を増すために、その表面を石、レンガ、コンクリート、アスファルト、砂利などで敷き固めること」とウイキペディアに書いてありました。アスファルトだけではないんですね。
さらに続けて、「道路の断面は、多くは表面から地下の順に、表層・基層・路盤・路床とよばれる各層からなり、このうち表層・基層・路盤を併せた部分が舗装と定義されている」、、、だんだんむずかしくなってきました。
表面のアスファルトだけが”舗装”ではないということのようです。
我々がお庭づくりで使う舗装もアスファルトに限らず上記のようにさまざまな舗装材を使います。
さまざまな舗装材を使うと1種類だけで構成するよりも「やった感」がでるのですが、どのように使うか迷いますね。
色々な舗装材を使うことを目的とするよりも、どの場所をどのような目的で使うかをあえて決めてしまい、それぞれのエリアごとに別々の舗装材で分けて表現するほうが自然に見えます。
上の写真では玄関に向かう通路と駐車スペースを決めてしまい、それぞれをつなぐ部分に別の舗装材を挟むだけで、3~4種類色分けできた例です。
角度を変えてみてみるとこんな感じです。
奥の赤いレンガは物置に通じる通路です。さらに奥にはアスファルト舗装もあります
この写真のお宅では駐車スペースにアスファルト舗装を全く使っていません。コンクリート平板舗装と、砂利舗装です。ここ十勝では「駐車スペースはアスファルト!」な、お宅がほとんどですが、用途・目的で舗装を分けることでいろいろな舗装材を使いながらそれぞれに意味を持たせることができました。
舗装のお話しで、なんとなくガーデニング感でてきましたでしょうか?
舗装の使い分けでできるガーデニング
実は上の写真では、ネットで見かけるガーデニング写真にだいたいある ”植物” がまったくありません。
弊社は「林造園土木」なので造園屋さんなのですが、木も芝生も植えないお庭 こんな例も良いと思いませんか?
一面アスファルト舗装も良いのですが、一部分に違う舗装や人工芝生をアクセントで入れるだけでも華やいだ雰囲気だったり、よりモダンな雰囲気にも仕上がります。 雪かきの際雪をためる場所など、アスファルトより砂利舗装のほうが良い場合もあります。
植物が無くて寂しいと思ったら、おしゃれな鉢やプランターを1個置くだけで雰囲気が変わります。(後処理も楽ですし)
舗装がガーデニングのベースになるのです。
見えない部分に”大きな”差が出ます
ここまで表層の部分を中心にお話しをしてきましたが、冒頭で触れた路盤の部分に触れたいと思います。
舗装工事させていただく際に、他の舗装屋さんのウェブサイトでも、施工後見えなくなる路床や路盤が重要になると書いてあります。
路盤は、主に砕石砂利を転圧し締め固めることで路盤をつくるのですが、重要な部分にはそれぞれの業者様ごとに考え方やポリシーがいっぱい詰まっていますので、複数の業者様の中から比較をされる際は、路盤についても聞いてみるとポイントが見えると思います。
ここまで読んでいただいて、ますますわけがわからなくなった方、申し訳ありません。
実際ご自宅の舗装をする際は、施工業者に依頼される場合が多いかと思いますが、DIYで施工される方も、ぜひ一度施工業者に相談されてみてはいかがでしょうか。
もちろん弊社でもお話伺います!